デジタルスチルカメラ専門 面白実験&コミュニティーサイト  Powered by Digiken-net
デジタルカメラ研究マガジン
旧機種デジカメ特集
C-2500Lで超マクロ の巻
懐かしいですねぇ、C-2500Lですよ。
オリンパスが出した一眼レフタイプのデジタルカメラです。

レンズは一体式でオーソドックスな3倍ズームのレンズを搭載しています。
背面に有る光学ファインダーを見ながら撮影する「一眼レフ式」なのです。但し、レンズから入ってきた光をカメラ内部のプリズムでCCDと光学ファインダーに分光する方式のため、ピントのヤマはほとんど分かりません。カメラのオートフォーカスにまかせるしかなかったりします。
この前代にC-1400Lシリーズがあり、C-2500Lではマニュアル撮影機能が豊富になって、絞り優先での撮影も可能になりました。と言いましても、絞りは開放か絞るか2者択一の丸型絞りを採用していましたから、あんまり絞り値を生かしたテクニックも使えなかったりします。今思えば中途半端なデジタルカメラでした。
この後、E-10、E-20と進化していったのです。
で、このC-2500Lは普通に撮っていると面白くも無いカメラですが、レイノックスのクローズアップレンズを取り付けて超マクロ仕様にするとこれがまた面白い、使えるカメラになります。マクロの場合はピントのヤマもある程度見分けられるようになります。

ついでなのでもうちょっとマクロ撮影について説明しておきます。
マクロってデジタルカメラのマクロモードだけではたいして接写出来ないのはご存知のとおり。そこでクローズアップレンズを使います。このレンズ、虫眼鏡と思っていただければ簡単です。レンズを通してみると、小さなものが大きく見えるレンズをデジタルカメラのレンズ先端に取り付けます。取り付けるのにはカメラのレンズ先端にネジ込みの径があるカメラで無ければなりません。スナップ用の薄っぺらなデジカメには基本的には取り付けられません。
古いC-2500Lも最新のデジカメも取り付け方法は同じ。上の画像は右側のレンズの入っているのがクローズアップレンズ。種類も大きさも豊富で、一例としてレイノックスブランドのミクロ探検隊シリーズのレンズを掲載しています。その左側にあるのがステップアップリング。クローズアップレンズとデジタルカメラのネジ径がピッタリ合っていれば必要有りませんが、大抵は径のサイズが違うのでこれを間にかまして利用します。掲載の例ではステップダウンリングです。

で、合体図がこれ。
レンズの先端に取り付けて使うのです。
撮影はプログラムオートでもマニュアルでも何でもかまいません。
クローズアップレンズを取り付けたとしても特にカメラ操作が変わるわけでは有りません。

それでは、当時撮ったマクロ画像が出てきたので、掲載しておきます。
ちなみに余談ですが、C-2500Lって撮った画像が4:3のテレビ画面と同じ縦横比と珍しく、これも当時賛否有ったんですよ。






















デジタルカメラ大実験