オリンパス
C-700 Ultra Zoom
デジタルズームモードの検証

C700UZには他のデジカメ同様、デジタルズーム・モードが有ります。
と言っても元々光学10倍ですから、最大約27倍(光学10倍ズームと合わせて約27倍シームレスズーム)の凄い望遠性能に「スペック的」にはなっています。但し実際のデジタルズームは画質が劣化するのは当然の事なので、ここではどんな感じの画質かを見てみましょう。
カメラはプログラムAE(Pモード)で撮影しています。
各サムネイル画像はクリックすると、元画像が表示されます。

ワイド端
光学10倍ズーム
デジタルズーム併用(27倍ズーム)

C700UZの場合、デジタルズームしても解像度は1600x1200ピクセルに保たれています。正確には引き伸ばされています。サムネイル画像で見ている分にはさすがに27倍ズームの迫力はたいした物ですが、実際の画像である元画像を見れば、その思いは半減します。画質が荒くとても見れたものではありません。当然、プリントアウトして写真画質にはなりません。やはり、光学的な望遠性能まで(つまりは10倍ズームまで)が実用範囲となります。
但し、このようなホームページ用に小さな画像として使う分には、有効的な利用方法です。ソフトでトリミングする手間が省けますし、jpegの劣化も最小限に抑えられるでしょう。とは言え、カタログにあるようなクリアーな画像にはなりませんし、ピントは合っていても、CCDの画素の解像度以上には復元できませんから、どことなくボケた画像になります。
ちなみに、C700UZ発売日に新聞の広告にデカデカと載っていた銀塩カメラの1000mm超望遠レンズとの比較記事ですが、はっきり言って格違いで比較の対象にはなってませんので、デジタルズームに期待してはなりませぬ。



デジタルズーム
走っている新幹線を撮影。
1キロ程離れてはいるが、乗客の様子もかすかにわかる。



デジタルズーム
飛行機雲を作って飛ぶ飛行機。
とっさに取り出して撮影。
画質は粗いが、使い方によっては面白い。


2001年4月23日
デジタルカメラ大実験