絞りと回折の関係
極小画素編


絞りと回折の関係を極小画素のC700UZ(チビトラ)でやってみました。

以下、分かりやすくするため、撮影した画像の中心付近を切取り、縦横それぞれ2倍に拡大しています。

共通データ ISO感度100、WB太陽光、絞り優先AE


広角端(38mm)で撮影した場合
F2.8
F8.0



望遠端(380mm)で撮影した場合
F3.5
F8.0


結果、極小画素のデジカメでは、やっぱり絞るとごくわずか甘くなります。
「風景は絞る」の図式はデジカメに当てはまらず、むしろ開放でも絞っても同じだったらシャッタースピードがかせげる開放近辺がお勧めとなります。EI-2000みたいに開放だと甘くなる機種もあるので一概には言えませんが。まぁ、多くのデジカメのシャッタースピードが1/1000秒で頭打ちですから、屋外の風景のような明るいシーンだと自然に絞られるのは仕方ないとして、どうしてもこだわる方はNDフィルターを利用しましょう。


2002年2月7日