ケンコー製 ズームクローズアップレンズ
「チビトラ編」
ヤフーのオークションで手に入れた「ケンコー製 ズームクローズアップレンズ」。一般的にどうやって手に入れるのかは分かりませんが(今でも売ってます?)、これがなかなかの優れものです。
製品の写真を見ていただければ分かりますが、「ズーム」と名がついているだけあって、レンズにはズームリングが付いています。操作は手動で行います。リングをグリグリと回せばレンズ本体が長くなったり短くなったりします。 但し、「ズーム」となってますが焦点距離が変化するのではなく、リングを動かしても画角に変化は有りません。ピントの位置が変化するのです。つまりは「ピントリング」です。レンズ本体には7センチから45センチまでの距離が刻印されてまして、距離計が大きいと被写体までの距離も大きくなり、最短にセットすれば超マクロの世界を撮影できる、いわばこれ一本でマクロ倍率を自由に変化できるレンズなのであります。 このレンズ、コンバージョンレンズの一種であって、カメラ側には52mm径のネジが切って有り、デジタルカメラのマスターレンズとはステップアップ(もしくはダウン)リングを介して簡単に接続できるようになっています。
手持ちのネジが切ってあるデジカメにはどれも取り付けられました。ここではオリンパスの小型10倍ズーム機C700UZ (以下、チビトラ)に取り付けてみた作例です。光学10倍ズームとこのレンズの組合せは独特の写り具合を醸し出してくれます。 レンズをチビトラにセットし、光学10倍で被写体を狙って見ます。クローズアップのズームリングを望遠側から最短距離に動かすと、それに伴って被写体までの撮影距離(ワーキングディスタンス)が変化し、よってマクロの倍率が変化する仕組みです。 レンズの特徴で、最短距離に近づくに連れて撮った画像は周辺部に向けたソフトフォーカスが掛かる特殊な写真が楽しめます。 ちなみに、カメラのズームレンズをワイド側にしてレンズを望遠側にセットすれば、マクロ以外の撮影ではレンズのリングがピントリングの役目を果たします。遠景には合いませんが、ポートレート程度ならばカメラをマニュアルフォーカスで固定し、ピントリングで銀塩一眼レフ風にピント調整が可能になります。 |
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他に、このレンズで撮った写真も掲載します。 このページの作例はすべてクリックすると元画像を表示します。 カメラ:チビトラ、ISO200、WB太陽光 |
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