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D30にFDマウントを取り付ける
タムロンのマクロズームレンズ編
マクロ機能の付いたズームレンズを2種手に入れました。 1つが SP 70-210mm F/3.5-4 「モデル名 52A」 (レンズスペック) もう1つが 75-250mm F/3.8-4.5 「モデル名 04A」 (レンズスペック) です。 いずれも1979年製で、FDマウント用です。
SP 70-210mm F/3.5-4は「SP」の名が付いた高性能(当時としてはね)タイプで特徴は最大撮影倍率:1:2 のマクロが可能な中望遠ズームマクロです。スペック的にはかなり魅力です。もう1つの75-250mm F/3.8-4.5も最大撮影倍率:1:3.5 とまずまずのマクロ機能で、こちらは250mmまで望遠が有り、ワンハンド・スリー・アクションと呼ばれていた直進ズーム方式で、確かに使い勝手はこっちの方が上手です。どちらも当時の価格としては結構高い部類だったんでしょう。 この中望遠域は「EFレンズ」に任せればよい話なのですが、私としては「マクロ」な中望遠ズームとしてこのレンズを見つけてみました。あくまで「マクロ」がメインです。 これをD30に装着して、両レンズで撮影してみました。 装着には、FD−EOSマウントアダプターとアダプトール2を介します。 |
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SP 70-210mm F/3.5-4 望遠端 |
75-250mm F/3.8-4.5 望遠端 |
色乗りは75-250mm F/3.8-4.5が暖色系で、見た目も綺麗です。 二次スペクトルに関してはどっちも同じように出ています。 |
135mm程度 F3.8(だったかな?) |
250mm F4.5(だったかな?) |
75-250mm F/3.8-4.5で撮影 画像の鮮明さは撮影倍率に無理の無いこちらが有利か。 |
135mm程度 F5.6(だったかな?) |
250mm F8.0(だったかな?) |
SP 70-210mm F/3.5-4で撮影 マクロ倍率が高すぎるので鮮明に写すには絞る必要あり。 但しファインダーの関係上、絞るのはかなり困難。 独特のボケ足が特徴。 |
結論なんですが、この時代のズームレンズはキツイ! やはり、FDレンズの短焦点にエクステンションチューブ取り付けて撮影した画像と比べると、画像の質が全く違う。光量が多いシーンでは絞れるので何とかなるが、柔らかい日差しのシーンでのマクロはソフトフォーカスになってしまい鮮明さが無くなってしまう。ボケ足はかなり面白いのと、焦点域が変化できるので大変にマクロ撮影では便利なんだけれど、、。 マクロ領域では無い通常撮影ではそこそこ良い絵が撮れる時が有りますが、やっぱり開放F値が暗いのはマニュアルフォーカスする時に結構キツイぞ。 どっちかを常用のFDマウントレンズにしたかったけれど、保留だなぁ。 |