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ハヤトラ(E-100RS)でミルククラウンに挑戦!
PART 2

先日、初めてのミルククラウン挑戦では、行き当たりばったりでの撮影でしたので、データ取りをしていました。その時撮れたミルククラウンは、本当にお見せできる代物ではなかったんですが、一番マトモな感じのを掲載すると、


初回の時のミルククラウン
トリミングしてます。クリックすると元画像を表示。

こんな感じです。
トリミングしてアンシャープマスクを掛けているとそれなりの良さにも見えますが、元画像を見ればボケボケで締まりの無い画像と言うことが分かってしまいます。


そこで!
今回はかなり撮影を改良して挑んでいます。


前回からの変更点は光量と露出のバランス。


☆ 光源
前回の光源は上からの蛍光灯と横からの20Wのレフ球。これだと光量が全く足りない。そこで、今回は200Wのハロゲンランプを用意しました。

このハイパワーな光源を被写体の10センチ〜15センチの位置にセット。
はっきり言って「明るい!」。
これにより +3.0EV 稼げたことになります。


☆ ISO感度
なるべく明るい環境を整えるため、ISO感度をこれまでの100から200にアップ。
ノイズよりも増感を選びます。結果的に見れば明るい光源を使っている為かノイズレベルが上がっていないので、次回はもう一段上げても良いかと思っています。
これにより +1.0EV 稼げたことになります。


☆ 絞り値
このまえは開放値F2.8でした。これだと被写界深度が浅すぎて鮮明感に欠けるので、絞り値を2段絞ってF5.6としています。本当はF8.0まで持っていきたいのですが、光量が今回のシステムでは足りません。
これにより -2.0EV となり、光量が余分に必要になります。


☆ シャッタースピード
前回はプログラムAEでシャッタースピード 1/450s〜1/500sだったんですが、実際のところは白い被写体でしたから露出アンダー。今回は光源を増やしているので計算的に 1/650sに高速化。
これにより -1.0EV となり、光量が余分に必要になります。


となりまして、結果的に前回の露出アンダー分を相殺しても、光源と露出の関係がうまい所になってるんじゃないかと思います。

これに加え、連写を秒間15コマ、プリキャプチャを5コマと最大にセッティングしています。


ジャジャーン!

それでは第2回目の挑戦結果を見てください。
以下、サムネイル画像はトリミングしてあります。
画像をクリックすると、元画像を表示します。














どうですか?
結構うまく撮れてるでしょう。
次の挑戦の機会には、ミルクを自動で滴下する装置を作って、安定した撮影環境と、更なる鮮明度を追及してみます。


2002年3月4日