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デジタルカメラ研究マガジン
第3回
Zuiko Digital ED 50-200mm F2.8-3.5 を使ってみる
有明埠頭&お台場 編

オリンパスの E-510 と、このバズーカ砲みたいな ZuikoDigital ED 50-200mm F2.8-3.5 を持って有明埠頭のいつもの撮影場所に行ってきました。


よく晴れた大晦日の朝、さすがに今朝は停泊している船は遠くに数隻しかおらず、走っている船にも巡り合えません。ちょっと残念だったけれど、最近は警備が厳しくなったためでしょう、以前みたいに船積場まで車も人も入ることができません。う〜ん、撮り難くなったなぁ、、。

資材やコンテナが平然と並ぶ姿や、機械的な建造物は非日常的で僕は好きなんです。

しまったな〜、、惚れ落ちてしまった。
これまで先代の E-500を使ってて、カメラは良くても標準レンズは格好悪いしF値も暗いし、中途半端な印象だったオリンパスの一眼レフも、E-510の手ぶれ補正とこのバズーカ砲のような明るい望遠ズームの組み合わせは、ハッキリ言ってもう自分の欲しかった世界。強烈なオリンパスブルーを綺麗に写し取れてもう最高。


望遠側は200mmなので実質400mm相当になります。場合によってはもうちょっと寄りたいシーンも結構ありました。
でもこの辺が手持ち撮影での安全圏かも知れませんね。
ひとつZUIKO DIGITAL ED70-300mmF4.0-5.6が発売されて、そのレンズも気になります。スタンダードレンズと言う割にはEDレンズを何と3枚使っている構成は 50-200mm F2.8-3.5 と同じ! 同じ焦点距離で被る二つのレンズを持ち歩く気にはなれませんが、300mm(実質600mm)を良好な画質で写し出してくれるのならば、E-510 の手ぶれ補正機能で使ってみたくもなります。

太陽の光を海面が反射するシーン。この時の海面に光る光点の処理でレンズの良し悪しがクッキリでます。
EF 100-300mm F5.6 L と言うキヤノン純正で「L」の名が付く銘玉が存在しますが、そのレンズこそが蛍石(フローライト)を使った素晴らしい描写を誇るレンズです。フローライトを超えるガラスはなかなか作れません。この 50-200mm F2.8-3.5 は EDレンズを3枚使い、フローライトのレベルにかなり近づいてはいます。上の画像は左の写真の一部を等倍でトリミングしたのが右側の画像。点光源の滲みは完璧ではありませんが、ほぼクリアに描写出来ています。裏を返せばフローライトレンズはたった1枚でもEDレンズ3枚分以上の補正をしてくれるのであり、改めてフローライトは凄いなと思ってしまうのでもありました。


撮影後のパソコンで確認したら気が付いたのは、時に前ピンになっているのが結構多かったような。
後ろの観覧車に合わせて何枚も撮ってますが、すべてひとつ手前の外灯のような物にピントが来ていました。
状況によるみたいですが、、。

続く。

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