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デジタルカメラ研究マガジン
オリンパス E-510
SIGMA 400mm F5.6 で超望遠撮影

OMマウントをフォーサーズシステムで使うことが出来るようになるマウントアダプタを使って、今回は望遠レンズを取り付けてみます。


E-510 に SIGMA 400mm F5.6 を取り付けたところ

このレンズ、400mmとかなりの望遠撮影が可能なOMマウントのマニュアルフォーカスレンズです。
しかもフォーサーズシステムに取り付けると、800mm相当の超望遠領域になります。
まともに使えるレンズならば、IS機能と相まって大活躍しそうですが、、。
早速、実写してみます。


   ↑左の画像の一部を等倍でトリミングして掲載
最短撮影距離は4メートル。そこから無限遠までフォーカスリングが細かく調整でき、さすがに望遠領域では操作性で使い勝手が良い。ピントも微妙な調整が出来ます。と言っても、E-510のファインダーですから、ピッタリ合っているかイマイチ分からなかったりします。
無限遠も問題なく出ます。さすがに圧縮効果も凄い。レンズ自体には「マルチコート」がされているようで、コントラストの低下はそれほど有りませんが、問題のある部分も。
上の画像で説明すると、ピントの合っていない部分に強烈な二線ボケ。ハッキリ言って汚い!
それに、EDレンズ等の高性能なレンズを全く使っていないため、色収差が盛大に出てしまっています、、。
まだ前回レポートした PENTAX-M 200mm F4 の方がマシかも。


   ↑左の画像の一部を等倍でトリミングして掲載
うーん、800mm相当の画角は魅力的なんだけど、解像感が弱い、、。

でも、超望遠にしか撮れない被写体もいたりします。

野鳥撮影には800mmでもまだ足りないぐらい。
こういう撮影には多少のレンズの非力さも承知の上で、このレンズの使い道はあるかとも思います。
上の左側の画像は縮小のみ、右側は顔の部分を等倍でトリミングしてみました。
色収差が気になるけれど、そこそこ頑張って写っているとも思います。


こう言う古いレンズでの望遠撮影にはノウハウもあるみたいで、近くの被写体を撮るべしのようですね。
知らずに遠くばっかり撮っていると収差が気になっちゃってダメみたいです。
野鳥の撮影でも、もっと近づける距離で撮影すると、かなり良い結果も出てくるかとも思います。



次回は、このレンズに2xテレコンを取り付けて 1600mm相当の望遠レンズシステムにしたレポートをお送りします。

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