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デジタルカメラ研究マガジン デジタルカメラ大実験

PENTAX 一眼レフ
EI−2000
実写画像in横浜

ペンタックスの「幻の一眼レフ EI−2000」が手元に戻ってきましたので、横浜での撮影画像を掲載します。多分、EI−2000をここまで引っ張っているのは(笑)デジ研ネットだけになってしまったかとも思いますが、「貴重な」サンプル画像としてご覧ください。
このカメラ、これまでマニュアル露出で撮影して来ましたが、流石に面倒になり(笑)、露出をプログラムAEに、測光方式を中央部重点測光にして全く露出補正を考えず乱れ打ち、いやラフに撮影をバシャバシャしてみたところ、今までとは違った「まとも」な写真が撮れてしまいました。おお、これまでの苦労はなんだったのか。

各サムネイル画像はクリックすると500KB前後の元画像を表示します。



明暗差があってちょっと難しいシーンですがうまく撮れています。以下、同様なのですが、ISO感度50で撮影している為、ノイズが全く出ていません。これは感心します。


  
ショーウインドウ越しのマネキン。ホワイトバランスはすべての画像で5500K(ケルビン)に固定。

空の色はこんな感じです。かなり特殊な発色。濃い青に濁りを入れた感じになります。どちらかと言うとCMOSチックな写りです。余りに特殊な発色なのでかえって「面白味」も出てきます。但し、好みが違えば精神的に受け付けない色合い。

2/3インチフレームトランスファー方式CCDのダイナミックレンジはビシッとはまるとかなり懐が深いです。マニュアル露出の場合、露出補正が細かくないため、プログラムAEにまかせて撮影した方がディテールが出るシャッタースピードを選択してくれるようです。



近くの被写体にピントを合わせると背景のボケは3倍ズームでもかなり大きくなります。この辺はCCDサイズが大きいのがメリット。


全体的にいえるんですが、ピントが甘いと思いませんか?これはアウトフォーカスしたのではなく、カメラのレンズが「変」なんですよ。どこにもピントが来ない。これはEI−2000の最大の欠点。



かなり難しい露出パターンですが、ゾウさんの鼻は白飛びしてません。肌のピンクの階調がなめらかなのはこのカメラの特徴。しかし、どうしてこんなにうまい露出で撮れているのか不思議(笑)



室内での撮影。通常は背景にノイズが出まくりますが、ISO感度を低くしているので大変綺麗。但し、手持ちにはキツイシャッタースピード。



この左右の画像だけはISO感度100にアップしています。カモメに追従するため、シャッタースピードをこれで稼いでいます。すると途端にノイズが!バリバリ入ってきました。やはりこのカメラは低感度にしないとマズイですね。それから、空の色は実に特殊です。



光学一眼レフなのでカモメをファインダーで追いつづけるのは楽なんですが、何せフォーカスがメチャとろい!しかも合いにくい。独立したAEロックボタンは有りますが、フォーカスはシャッター半押しで固定しておかないと、放すと解除されるんで指がつるよ。



2002年1月7日
デジタルカメラ大実験