ペンタックス一眼レフの初号機である *istD を先日手に入れたと書きました。「今更?」なんて言うのはナンセンス。こんなに良いカメラを中古で2万円台で手に入れられるなんて、デジタル家電の値落ちの激しさにはビックリさせられます。手ブレ補正は付いていないので、用途をハッキリさせた使い方をすると長く使い込めると思います。デジ研でのオススメは明るいF値のマクロレンズとの組み合わせがバッチリ。ファインダーはガラス式ペンタプリズムですから、大きな像と相まってマクロ撮影にはとっても相性が良いのです。
*istD に SIGMA 50mm F2.8 MACRO を取り付けた図
デジ研で使っている SIGMA 50mm F2.8 MACRO はデジタル対応の DG 化された物ではなく、一世代前。なので明るすぎるとハレーションを起こしますから、今の梅雨時、曇天空の下で撮るマクロには最高にマッチングします。
クローバーに留まる、しずく。
*istD の設定は彩度とコントラストをプラスに振っています。後発機種のistDs以降に搭載された「鮮やか」モードに比べて地味な発色だと言われていますが、僕の感じ方では緑色の表現がとっても好きです。とても落ち着いた安心感を与えてくれます。
レンズとの相性も結構あり、純正で後から登場する DA 18-55mm F3.5-5.6よりもこのシグマのレンズのほうが描写が綺麗です。
以下は撮り比べ。
DA 18-55mm F3.5-5.6
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SIGMA 50mm F2.8 MACRO
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不評の初期型DA 18-55mm F3.5-5.6も、同列の他社カメラメーカー製標準ズームレンズの中ではマクロ性能が優秀で、ズーム端の 55mm
側で撮れば結構寄った写真が取れます。上の撮り比べは完全に同じ条件ではないので比較と言うよりは雰囲気で判断してもらいたい。余談ですがそのDA 18-55mmも最近はU型になりました。レンズ構成も変わって良くなっていそうですから、機会が有れば使ってみたいです。DAレンズのシームレスなマニュアルフォーカスへの切り替えはとっても便利なのですよ。
以下、SIGMA 50mm F2.8 MACRO での撮影。
梅雨の曇天空の下では、なかなか花を開けない、、
ヒャクニチソウは小さな花を付けていました。緑に浮かぶ花束のように。
*istD のこの緑色の発色が好きです。
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