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デジタルカメラ研究マガジン
マニュアルフォーカスレンズで遊ぶ!
第2回
PENTAX-A F3.5 35-105mm編
ペンタックスのデジタル一眼レフにマニュアルフォーカスレンズを取り付けて遊んで見ます。
デジ研としてはペンタックス用の交換レンズは余り持っていません。手持ちで多いのはキヤノン系のレンズで、ペンタックスってオートフォーカスレンズのデザインがどうも趣味に合わない。。。但しLimitedレンズは欲しいなぁ。物欲そそるなぁ、、。
高価なリミテッドレンズはそのうちにとして、古いマニュアルフォーカスレンズでも良い写りをしますので早速見ていきましょう。


まず最初に取り上げたのは、
「PENTAX-A  ZOOM  F3.5  35-105mm」

ズームレンズなんですが、全域F3.5と明るいレンズでマクロモードも備わっています。このレンズをK100Dに取り付けて遊んで見ました。


重量感タップリでズッシリと思いズームレンズ。高級感もあるし、何より格好良い。
レンズの前玉も大きいです。
中古市場で1万円から手に入ります。

開放F値が全域F3.5で明るいのは、ピント合わせには最適。それに「A」レンズですから絞りも自動、プログラムAEも絞り優先もすべての機能を使えます。人間はフォーカスを合わせる努力をするだけとなります。レンズの写り具合は流石に開放値F3.5では描写が甘い。ベストはF4.5からです。カメラを絞り優先AEにセットして、絞り値をF4.5から設定していきます。
デジタル一眼レフに取り付けると焦点距離は中望遠域になりますから、*istDシリーズでは手持ちで撮影すると手ブレのヒット率も高くなってきます。やはりここは手振れ補正の付いたK100Dの恩恵はありがたい。実用レベルの絞りF4.5からでも手ブレはほとんどしません。被写体ブレが気になるぐらい。ペンタミラーでもK100Dのファインダーは見やすいです。そもそもカメラがピントが合ったところでピピッと鳴って知らせてくれるので、ピント合わせも慣れれば楽勝です。

年末で慌しい巣鴨に早朝出掛けて見ました。まだ人出も少なく撮影にはもってこいでした。

ISO感度はノイズを防ぐためにすべて200固定です。
ホワイトバランスは今回はオートにセットしました。

空と赤色の発色は素直に綺麗で、派手が嫌いな人にはダメなんでしょうが、原色好きな人間にとっては最高です。*istDsよりもシャープネスの効きが適正になっているのもうかがえます。

とげぬき地蔵の境内にあるお香の大きな器にはお参りに来た人が線香を投げ入れます。この器の中は太陽の光が入らないためにかなり暗いので普通に撮れば確実に手ブレます。E-10の明るいレンズで撮っても難しかったですから、流石に手振れ補正の威力は絶大。

開店前のお店のショーウインドウにいたピノキオを撮影。かなり暗いシーンで2枚のうち一枚は手振れ、こちらは手振れしてないもの。絞り羽の形状が分かる一枚も乗せておきます。絞りの形が汚いって言われるかも。これは仕方ないね。

反対にコントラストが激しいシーンではちょっとキツかったです。カメラのラティチュードも狭いのですが、レンズの性能もあるのかな。でも汚らしい描写にはならないです。



記憶色が好きな人にはたまりません。露出を少しアンダーに振ると空の色は限りなく青く染まります。

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