前回の続きで同じく「PENTAX-A F3.5 35-105mm」ズームレンズを使って見ました。
■埼京線「十条駅」から、ぶらりと散策。
元旦。早朝の商店街は閑散として、人の気配もほとんどありませんでした。
良い天気に恵まれ、青空の下の撮影は実に気持ちが良い。
ホワイトバランスは晴天にセットし、コントラスト・彩度・シャープネスはすべてノーマル。
「A」レンズを使っているので、絞りの情報もExifデータに残っています。
十条駅から商店街のアーケードに入り、途中右に曲がって踏み切りを過ぎると小さな小さな神社が存在します。「富士神社」と書かれた鳥居からは10メートルもあるかどうかの低い丘の上に向かって階段が続いています。ここは地元の人で知らない人はいない「十条富士」。この小さな神社にお参りすると、本物の富士山に登ったのと同じご利益がある有難い神社なのです。
早速階段を上がれば地元のおばちゃんが、これまた小さな祠(ほこら)に向かって手を合わせています。周りを見渡してもお賽銭箱が無い、、。おかしいなぁと話を聞けば祠の中に少しばかりのお賽銭を置いていくそうです。その祠もなんとも年季が入った風格で、真ん中にちょこんと置かれた小さな銀色の、多分、御神体に向かってご挨拶をして行くようです。
この十条富士は夏を前にした頃にある大きな十条祭りではとても賑わい、沿道には想像もつかないような屋台がたくさんとひしめき合う、まさに下町の風情を漂わせてくれます。
そこから東十条に下るような感じで歩いていくと、JRの線路をまたぐ鉄の橋。これがまた良い味を醸し出しているんですね。
このレンズ、マクロモードも備わっていて、結構寄ることも出来ます。オマケのマクロですが無いよりは有った方が良いですよ。ひとつ難点は、シームレスにマクロ領域にピントを合わせられず、マクロ領域に入るには一度ピントリングを前にズラしてスライドする必要があります。慣れれば別に簡単ですが、ピントリングをスライドさせるのって結構面倒だったりします。
そこからまた路地に入ると懐かしい丸いボツボツの窪みのデザインの坂道。小さい頃に良くこう言う模様の道で遊んだっけ。でもこれってスリップ防止の効果あるのかなぁ。
左の白い花は造花。ショーウインドウの中に大きく咲いていました。「たこ課長」普段の日なら開いていたでしょう、食べて見たいですね。
紅葉。そして朽ちた花。
もうひとつ組み写真。
良い色に錆びを出したトタンの塀に小さな穴。その穴から覗く中には花が咲いていた。発色が渋くて良いですね、このカメラは。
写欲をそそりそうな古屋敷。時期はずれな簾(すだれ)が。
そして道祖神。地元の人に愛されているのでしょう、綺麗なお花が手向けられていました。
どちらも日陰から撮影してますが、ノイズっぽくないしこのぐらいシャープネスが掛かっていても良いんじゃないの。浮き出るし。カリカリ描写が嫌いな人はシャープネスを下げられますし、設定を色々といじれるカメラですから自分好みにするのも良いかと思います。
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