デジカメを使ってテントウムシの羽化シーンを観察するシリーズ第2弾。 前回は「羽化まで」をインターバル撮影してみました。 その後を同様な撮影方法で追って見ます。 テントウムシは羽化した直後は羽が黄色(レモン色)で、通常見られる「星」も何も絵柄がついていません。その状態から数時間後には普通の模様のついたテントウムシに変化する様子はまた神秘的で不思議です。 どちらかと言えば羽化する瞬間よりもこの模様が浮き出てくる様子を観察するほうが撮影しやすいかもしれません。とは言え、コツが有りますので挑戦して見てください。 まず、前回集めたサナギのテントウムシは、いつのまにか羽化しています。集めた飼育ケースを覗くとどこかに黄色いテントウムシがいたら観察開始。実は羽化した直後のテントウムシは以外にもチョコチョコと動き回ります。羽がやわらかいので飛びはしませんが、足はしっかりしているようで、とにかく動き回ります。これは、羽を固めるための場所を探している行動だと思いますので、ジッとしてくれるまで待つしかないです。 余りに動くからと黄色いテントウムシを指でつまむのは絶対禁止です。プニョプニョの体は簡単に潰れてしまい命を奪ってしまいますし、変に羽をつまんでしまえば奇形の成虫になってしまいます。 私の大失敗を書きますと、動き回るのを固定しようとガムテープの接着面に黄色いテントウムシを這わせて足が動かないようにしてみました。ところが、テントウムシはそれでも前へ動こうとしたものだから羽までガムテープにくっついてしまって最終的には奇形になってしまい可愛そうな事をしてしまいました。皆さんも気をつけてください。 ある程度動き回った跡、どこかでジッとしだしたらそこに向けてカメラをセットします。私が使ったのは10センチ程度の短い足を持った三脚で、足がフレキシブルで自由にセッティングできるので便利です。
|
羽化間もない状態 | |
撮影開始から18分経過 | |
撮影開始から30分経過 | |
撮影開始から36分経過 | |
撮影開始から48分経過 | |
撮影開始から72分経過 | |
撮影開始から126分経過 |
デジタルカメラ大実験
自由研究編