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高倍率ズームのデジカメで
「お月さん」を撮ると?
最近になって高倍率の光学ズーム機が各メーカーから出てきています。倍率が高いと夜空に輝く「お月さん」を撮りたくなるのも人情。これまで主流の3倍ズーム機で撮影した人は解りますが、はっきり言って豆粒にしか写りません。倍率が高くなれば「カッチョイー」のが撮れるのかどうか、その結果は、、。 ここで使った機種は ・光学8倍ズームのカシオQV−2800UX ・光学10倍ズームのオリンパス C−700UZ ・そして、CoolPix950に秘密兵器 E950に関しては後で種明かしします。 撮影はカメラを三脚に固定し、手ブレを防ぐためにセルフタイマーで撮影しています。ぞれぞれ最高画質で撮影し、月が写っている部分の「300ピクセル x 280ピクセル」を切取り、等倍で掲載しています。各画像はクリックすると元画像を別ウインドウで表示しますが、情報量が少ない為、約60KB程度の画像です。 以下、焦点距離は35mmフィルム換算値です。 ホワイトバランスを固定し忘れたので、色味は参考にしないでください。 |
光学8倍ズーム カシオQV−2800UX 40mm x 8倍 = 320mm |
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光学10倍ズーム オリンパス C−700UZ 38mm x 10倍ズーム = 400mm |
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CoolPix950に秘密兵器 38mm x 3倍ズーム x 6倍 = 約700mm |
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結果なんですが、はっきり言って8倍ズームでも10倍ズームでも月を撮るには役不足。撮って楽しい程の物ではありませんでした。見た感じ、カシオの8倍ズームもオリンパスの10倍ズームも同じ大きさ。但し、オリンパスの方が綺麗な月にはなっていました。 そこで、E950に秘密兵器を取り付けたタイプも参考に登場させています。 ニコンクールピクス用 スーパーテレスコープ 6×16ミニ これは単眼鏡でして、E9x0専用に出来た光学望遠鏡です。これを取り付けると光学的に更に6倍倍率が上がりますから、結果約700mm相当になります。さすがにこれぐらいの光学倍率があると月もそこそこ大きくは写ります。この「スーパーテレスコープ」に関しては後日、デジ研ネットで取り上げます。 いずれも200万画素の機種でしたが、10倍ズーム機ならば最低でも1.7倍以上のテレコンは必須で、700mm程度には光学的に上げたいです。今後出てくる300万画素から400万画素レベルでの10倍ズームならばもうちょっとマシな解像度にはなるでしょう。 |