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デジタルカメラ研究マガジンデジタルカメラ大実験

FinePix S5000
中秋の名月を撮ってみました!編

秋の夜長は天体観察!
先日の中秋の名月はとても美しいお月様と出会えました。
ならばS5000で撮って見よう。

とは言え、光学10倍ズームでは全く歯が立たない。
かといってハニカムズーム使っても、この前レポートした通り「からくり」のハニカム(デジタル)ズームは所詮光学10倍ズーム時と同じであります。ならば何を使う。そう、テレコンの登場なのです。


今回使ったのは3倍テレコン。


S5000との合体の図。

このテレコン、なんと光学的にマスターレンズ倍率を3倍にしてしまうド根性テレコンで、S5000との組み合わせ時では光学30倍、1100mm(35mm換算)相当と凄い倍率です。メーカーは不詳ですが、私が手元に置いている中では最大の倍率です。なので、一概にも画質的に優れているとは言い切れません。いや、汚いかも。これだけ倍率を高めるといたしかたないです。
以下の画像でお月様の周囲が緑色に変色しているのは、テレコンの二次スペクトルであって、カメラの性能ではありません。それとレタッチした際に偽色が大きく出てしまってます。一応、念の為。

当日は色々と設定を試して撮って見ました。
ここではS5000の画質を優先する為、FinePixカラー「スタンダード」で、シャープネス「ソフト」に設定した画像を掲載しておきます。後処理でレタッチ前提で撮影するにはこの設定が一番良いです。と言うのも、ハニカムノイズやJPEGプロックノイズが限りなく少なくなりますから。
画像は2種類。
6Mモードと1Mモード(ハニカムズーム)のそれぞれで、どちらも等倍で切り取り違うレタッチ処理をしてみました。どのレタッチが良いかは皆さんが色々と試して見てください。各画像はクリックすると元画像を表示しますので、レタッチの練習としても遊んで見てください。

なお、今回レタッチソフトは

ピンぼけ・手ぶれレスキュー
を利用し、フォーカスエイドフィルタを使って見ました。


お月様を撮った画像を等倍で切り取った物です。
光学ズームとハニカムズームの両方で撮って見ました。


光学10倍 + 3倍テレコン
600万画素モード
FinePixカラー スタンダード
シャープネス ソフト
「ピンぼけ・手ぶれレスキュー」にてトーンカーブをS字補正後、フォーカスエイドフィルタで補正。



光学10倍 + 3倍テレコン + デジタル(ハニカム)ズーム最大
100万画素モード
FinePixカラー スタンダード
シャープネス ソフト
「ピンぼけ・手ぶれレスキュー」にてヒストグラム補正後、フォーカスエイドフィルタで補正。

2003年9月15日
デジタルカメラ大実験