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デジタルカメラ研究マガジン デジタルカメラ大実験

MINOLTA
DiMAGE X20
マクロ性能を検証


いやはや、申し訳ない。
何が申し訳ないって、ここのところ新規のデジカメレビューが無くて申し訳なかったです。私事でデジカメから逃避させられてしまっていたので、コンパクトタイプのデジカメから遠ざかってしまっていました。再び軌道を戻します。
最初はミノルタから8月に登場したDiMAGE X20から。
詳しいスペックはメーカーサイトへどうぞ。
小さいねぇ。
最近、デジ眼やE-100RSと言った一眼レフタイプデジカメばかり使っていましたから、それはそれは小さく感じます。良い点は単三電池駆動。悪い点はリチウムイオン充電池じゃない事(笑)。相反するけど、ニッケル水素の単三電池は管理が面倒なんだよね。リチウムイオンに慣れてしまっていると。
多分、電源スイッチが押しにくいって言う人もいるだろうけれど、これはこれで良いでしょう。間違っても不用意にオンする事は無いですから。自分撮りが出来る鏡も使えるし。流石に目にゴミが入ったときの鏡としては使えませんが、、。

このカメラ、公称ではマクロは10センチからとなっていますが、早速デジ研で検証して見ました。マクロモードなるものは無く、シームレスに無限から最短までピントが合います。全体的に操作感が本当に何にも考えなくても良い仕様は初心者には向いていることでしょう。かといって昔の初心者用デジカメみたいに使いにくくて撮り難いって事も無く、それなりに良く出来てます。

マクロは結果としてかなり寄れます。個体差も多少は有るかもしれませんので一概には言えませんが、正確な定規を使って最短距離を測ってみました。分かりやすいようにお馴染みの100円玉で、縮小のみトリミングはしてません。


広角端
レンズ面と被写体まで 35mm。


望遠端
レンズ面と被写体まで 45mm。

望遠側で45mm。一般的な3倍ズーム機にクローズアップレンズを付けたくらい、もしくはレイノックスのマクロレンズを取り付けたくらいの感覚で被写体を大写しに撮ることが出来ました。普通にマクロを使うには充分ですし、これならかなり楽しめます。この手のコンパクトタイプは後でクローズアップレンズを付ける事が出来ないので、最初からマクロに強いと私のようなマクロ人間にはワクワクします。
1つマクロ撮影に対して難点は、AFフレームがでかすぎること。


AFフレームはかなり大きい範囲です。

ピンポイントのAFフレームは出来ないので、液晶モニターの中心にでかく構えたフレーム範囲で写さなければなりません。思わず、どこでポイント拾ってるんだいと突っ込みたくなりますよ。とは言え、コントラスト検知とアルゴリズムがうまく作動しているようで、思ったところにAF持ってくるのは至難の技では有りますが、被写体のメリハリがハッキリしていればAFフレームの端っこでもピタっとピントを合わせに行ってはくれてます。AFロックして構図を変更して、、なんてするよりも適当に何度もAF作動させてた方がうまく拾ってくれてたりします。これだけマクロだと下手に構図決めで動かすとピントの山まで動いてしまいますから。

以下、とりあえずパパパっと撮って来たマクロを載せておきます。クリックすると元画像表示です。もっと撮りたかったんですが、SDが付属の8MBしかなくって、取り寄せている256MBが来るまではまともにコマ数撮れません。






2003年8月24日
デジタルカメラ大実験