デジカメに使えるグッズ紹介

ハクバ製
小型カメラ用
ブラケット L−V
定価1500円


の使用レポートです



ブラケットと言うものは色々種類がありますが、今回私が使ってみたのはハクバ製の物で、カメラと外部ストロボを取り付けるグリップタイプのものです。この手のブラケットはハクバ製以外にもケンコーやエツミ、Kingといったサプライメーカー各社から同様な製品が発売されています。



ハクバ製の物 折畳式

デジタルカメラはつい昨年(1998年)までは外部ストロボの取り付けがほとんどの製品で不可能でした。それは外部ストロボ用のシンクロ端子や接点がデジタルカメラ自体に備わっていなかったため、評判の悪い内蔵ストロボのみで我慢していたのです。中にはそんなデジタルカメラ用にスレーブユニットを使った外部ストロボを装着するようにした「DigiSlave」も外国で開発され、使われてきました。外部ストロボが無いと撮影できないシーンもあり、苦労していたのです。

現在に話を戻すと、すべてとは言いませんが、シンクロ端子の付いたデジタルカメラが数々登場しています。そこでデジタルカメラに外部ストロボを取り付ける時に使うブラケットと、外部ストロボを使った際の効果について書いてみましょう。

ここで使用する機器はデジタルカメラにオリンパスのC2000zoom、ストロボにはSUNPAQの標準的なauto20SR(GN20)を用いています。




ブラケット側のアクセサリシュー

ストロボ側のシュー

C2000zoomにはシューと呼ばれるストロボ等を取り付ける接点(金具)が無いので、
今回使うブラケットは外部ストロボ使用時には必需品になります。



スライドさせるように挿入すると固定される。


次にブラケットにデジタルカメラを取り付けます


ブラケット側には固定用のネジがあるので、

カメラ底面の三脚取り付け用ネジ穴に固定する



カメラ固定の図



次に、カメラとストロボをシンクロコードでつながなくてはなりません。


幸い、サンパックのこのストロボはシンクロコードが直結で内蔵されているので、すごく便利。このシンクロコードの先端を、、

デジタルカメラのシンクロ端子に取り付ける。



これが完成の図


どんな感じかはこの写真の通り
グリップ部があるので、そこを手でしっかり握れて疲れない。
なんかちょっだけカッコイイと思わない?
さすがに常時この状態だと撮られる方も身構えちゃうけど、
結婚式とかで使えば周りの人がどいてくれそうな威圧感があるよね。


実際の撮影例

ストロボ側の設定をF2.8オートにセットし、カメラ側も絞り優先AEでF2.8にセットします。これでこのストロボの光量の到達距離は約7メートルにセットされました。
どういう事かと言うと、

ガイドナンバー ÷ 絞り値 = ストロボ有効距離

と言う公式があります。
これに当てはめて、今回のケースでは
GN20 ÷ F2.8 = 約7メートル
なのです。
(注:ISO感度100の場合)


内蔵ストロボのみ
F2.8
外部ストロボ併用
F2.8



うひゃ〜
その差歴然です
もっと光量が欲しければガイドナンバーの大きなストロボを選択すれば良いし、
これで撮影の範囲が広がることでしょう。


99/10/02
デジタルカメラ大実験