C1400L活用術

各種マクロレンズの利用レポート
「どこまで接写出来るかな?」編

C1400Lで「マクロ撮影」をしようと思っている人、参考にしてください。

今回紹介するレンズ

HAKUBA製
「クローズアップレンズ」
No3とNo4を使用
(No4の方がよりクローズアップ出来る)
売り値は1500円前後
1枚レンズ
オリンパス製
L3用Bマクロコンバータ
オリンパス推奨マクロコンバーターレンズ
定価11000円
色収差を考えた凸凹レンズの組み合わせ
2群2枚レンズ
Raynox製
「マクロコンバータ」
2倍・4倍・アダプターリング



撮影条件(共通)
被写体:ぬいぐるみ
光源:蛍光燈(フラッシュ無し)
フィルター:PLフィルター使用

ノーマル


何も使わず、テレ端の110mmで撮影
以降、すべて「テレ端」での撮影

HAKUBA No3
クローズアップレンズ使用

売り値1500円で買える汎用品ではあるが、
取り付ければ、ここまで接写出来る

HAKUBA No4
クローデアップレンズ使用

No3の時よりも接写出来る

HAKUBA No3 クローズアップレンズ
HAKUBA No4 クローズアップレンズ
2つ同時使用

かなりの接写である
毛並みもハッキリして来た!
ちなみに、PLフィルタの効果で、
毛並みが奇麗に撮れてます。

HAKUBA No4 クローズアップレンズ
L3用Bマクロコンバータ
2つ同時使用

前の組み合わせの奴と全く同じである

HAKUBA No3 クローズアップレンズ
HAKUBA No3 クローズアップレンズ
L3用Bマクロコンバータ
3つ同時使用

これだけ組み合わせると、ファインダーは暗くなるが、
撮影結果は素晴らしくカメラで補正されている。
これ以上の接写も可能ではあるが、
シビアなフォーカシングを強いられるので、
限界点に近い

Raynox 「2倍」

これ1つでもかなりの倍率

Raynox 「4倍」

凄い!
汎用レンズとL3マクロレンズの組み合わせでも
出来ないクローズアップ!
右下に有るのはケラレなのかなぁ


結論
汎用品の1枚レンズでもかなり良い所まで近づける。
L3用Bマクロコンバータの2群2枚構成のレンズは、
歪曲収差を考慮された抜群の精度の物である。
但し、このL3用Bマクロコンバータのみでは望む程の接写は不可能であるので、
汎用品No4との組み合わせが実用上良いのではないか。
実際撮影する現場では「フラッシュ」を使った絞りをイジる効果を出したいので、
この場合、L3用Bマクロコンバータのレンズ外周がフラッシュの光を遮ってしまい、
汎用品との組み合わせには気を使う。
実験中の3つのレンズの同時使用では、
フラッシュは全く使えない。
絞りは常に開放(F3.9)になってしまい、
ピントは非常にシビアで、かつ前後のボケはかなり大きいので注意が必要だ。

レイノックスのマクロコンバータを入手したので早速掲載しました
レンズ自体が小さいので、フラッシュ撮影可能です
実践での撮影は後日報告します


98/03/31
デジタルカメラ大実験へ