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デジタルカメラ研究マガジン デジタルカメラ大実験

カシオ
XV−3
暗所ノイズ比較

いつものように定点暗所ノイズチェックです。

XV-3は他社と同じ300万画素級CCDですが、ノイズリダクション機能を備えたカメラです。


基本画像

すべての撮影はこの画角で行い、画像の右上端の250x250ピクセルを切り抜いて掲載します。カメラは三脚に固定し、カメラをマニュアルフォーカスで無限遠にセット、露出もマニュアル撮影モードです。裏技を使い、最大20秒までの長時間露光を行っています。
絞り値はF2.6固定です。
実際の撮影スタイルに近いように、風景実写で行っています。真っ暗な所ではないですから、空を撮っても「黒」ではなく、都市の光が雲に反射しています。

カシオ
XV−3

(絞り値はF2.8固定)
1秒露光

ノイズは全く無し。
実に奇麗。
2秒露光

これも良好な画像です。
4秒露光

急に画質が変化しますが、
CCDノイズと言うよりは
JPEGの圧縮ノイズですね。
8秒露光

さすがにノイズってます。
ジャリジャリ。
20秒露光

ここまで長時間露光すると、
都市の明かりで空も明るく写ります。
結果、ノイズが見えにくくなってます。


結果

2秒露光までなら完璧です。
撮影領域を広げるなら、やっぱり4秒露光は欲しいですが、結果はノイズが出始めてます。但し、画像全体の中でほぼ真っ黒い部分で見ると、ノイズはほとんど出ていません。雲に反射した光の部分や、明るい部分の周囲にノイズが発生します。
8秒露光はダメですね。あきらめましょう。体に毒です。
思い切って20秒露光まですると、ノイズが明るさでぶっ飛びます。木々の「緑」も鮮やかに浮き出てくるのは結構凄い。しかしそれが使えるかと言われると、使えません。

今年発売されているカメラの中では「中の上」で、楽しめますよ。



20秒露光では緑の発色が浮き出てくる


C3030Zoom VS AllegrettoM70 ノイズ対決や、サイバーショットS30のノイズと比較しながら見ると面白いです。


00/10/04